転職は、自分自身と向き合う作業が第一段階

 転職にあたって、考えなければならないのは、その目的です。収入を増やしたいのか、新しい可能性を試したいのか、さらには、経験でしか得られない技能を身に着けたいのか、などです。

 この目的が明確でなければ、転職活動を行うにあたって迷いを生じてしまいます。そのためには、自分自身の棚卸が必要になってきます。

 まず、自分自身のキャリアの棚卸として、履歴書を書いてみます。意外に人間の記憶は曖昧で、文書にまとめることで覚ええていないことの多さに気付かされます。この履歴書の必要枠を調べて埋めることができないようであれば、転職はこの場で諦めたほうが良いです。

 次に、履歴書を基に職務経歴書を作成してみます。この職務経歴書を書けないようであれば、やはり、前段階の履歴書同様、転職は諦めたほうが無難です。いずれにしても、履歴書、職務経歴書は転職においての必須ですので、ここで自身の転職の意思の確認にもつながります。

 これら履歴書、職務経歴書が整った段階で、収入確保であればどこまでの年収を確保したいのかを想定します。むやみに高ければ良いというものではありません。レベルにあった適正収入というものがあり、高いだけで求人募集に飛びつき、採用されたあとでハードな仕事では何もなりません。この収入確保は自分の人生設計にもつながりますので、詳細に見つめなおすべき項目です。

 新しい可能性であれば、何を切り開きたいのか。どの分野で自分の才能を開花させたいのかを想定します。はたして、自分自身にどんな可能性が眠っているのか、それを知ることになります。いわば、転職にあたっての苦しい振り返りかもしれません。自分と向き合い、正負を並べて、客観的に見つめなおさなければならないからです。

 また、経験でしか得られない職種に転職したい場合には、無計画に行動するのではなく、ある一定の期間を想定したほうが良いです。だらだらと居心地がよいから居続けるのではなく、3年なら3年。5年なら5年と期間を限定して濃密な期間を設定すると良いでしょう。自分から経験を得たいと思っての転職の場合、得てして給与、待遇が期待通りにはいかないケースは多々あります。そこでリタイアでは元も子もありません。期間を設定することで、次なるキャリアアップを図るという目標設定も必要です。

 こういった事々を念頭に求人募集を探すと、ターゲットは限られてきます。あとは、その目標に近づく戦略の構築と、在勤中の職場とのトラブル防止に限定されてきます。スムーズな転職はまず、自分自身がどうしたいのか、そこが最も重要です。

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